女性2人組ユニットBENNIE Kが、12年ぶりの新曲「FINALE」を12月1日に発売することが18日、分かった。新曲だが、これがラストソングになる。

BENNIE KはボーカルYUKIとラッパーCICOの2人で、01年「Melody」でデビュー。「オアシス」「サンライズ」やコカ・コーラのCMソング「Dreamland」が大ヒットするも、09年にボーカルYUKIがプロデュースに専念するため活動を休止していた。

新曲「FINALE」は、盛り上がったテーマパークで、閉園が近づく夕暮れ、後ろ髪を引かれながらゲートを出てしまうよりも、最後の瞬間まで思い切り楽しんじゃえという、応援ソング。人生の節目、次のステージに向かう時に誰もが感じる思いを軽快なリズムに乗せて表現している。

ユニットは活動休止状態だったが、数年前にレコード会社側が、楽曲発表を提案したという。過去を振り返り、2人には改めて新曲制作に向き合う素晴らしい機会となったが、以前のような精力的な活動が難しいとも再認識したようだ。

関係者によると、2人は今回の楽曲制作に七転八倒し、完成までに長い期間を要したという。その過程で、今回がラスト曲になると2人は感じ、この曲に全てを出し尽くす思いをこめたようだ。

レコーディングは2年ほど前に終えていたが、コロナ禍もあり、今回のリリースになった。

活動終了について、2人は「理由には一言では片付けられないさまざまな沢山の要素がありますが、どこを切り取っても、活動を継続する事が難しいという結論に至りました。BENNIE Kとしての新曲を継続的に発表し続ける事や、万全の状態で演奏し続ける事が難しい状況だと感じています」とした。

2人とも音楽活動は継続する。BENNIE Kは終了するが、決別ではなく、今後のそれぞれの音楽人生において、お互いが特別な存在であることは変わらないという。