タレント森田健作(72)が、50年前の主演ドラマ「あしたに駈けろ」の挿入歌「若者たち」を久々に熱唱する。BS-TBS「昭和歌謡ベストテンDX」(2月3日午後9時放送)が青春歌謡特集をベスト10方式で放送。同曲が1位に入り、同じく10位にランクインした「さらば涙と言おう」と合わせて2曲を披露する。

森田は71年放送の主演ドラマ「おれは男だ!」が大ヒット。当時は青春ドラマがブームで、翌年にはラグビーが題材の「あしたに-」が放送された。主題歌は「涙によろしく」で、挿入歌の「若者たち」とともにシングルカットされた。「若者たち」は66年にザ・ブロードサイド・フォーが発表した楽曲のカバー。楽曲には青春を歌うセリフも入っている。

森田は「剣道はやっていたけどラグビーは経験がないので大変でした。当時はフィルム撮影。丸1日かけてグラウンドで100シーン以上も撮影したのですが、助監督さんが転倒してそのフィルムがすべて感光してしまい、翌日に同じ撮影をしたこともありました。ラグビーは未経験でしたが、逃げるとタックルされて倒される。逃げてはいけないことをラグビーから学びました」と振り返った。

古希を過ぎても青春を歌うことに「僕は青春が大好き。年を重ねると、青春という言葉が恥ずかしくなり、まぶしさも感じるけど、そんな恥ずかしさも含めておもしろいじゃない。人は死ぬまで学んでいくものなのだから、いつまでも青くさくなければいけないと思います」と持論を語った。【竹村章】