「性加害報道」で所属事務所との契約解消が明らかになった俳優木下ほうか(58)が28日、ツイッターでコメントを発表した。芸能活動を無期限休止することとした。

木下をめぐっては、今月23日に「文春オンライン」で、女優2人が過去の「性加害」を告発していた。木下は「報道について、事務所と協議していたことでご報告が遅くなり、女性の方々はもとより、関係者の皆さまに多くのご迷惑をおかけしてしまい、深くおわび申し上げます」と謝罪した。

また一連の報道については「一部事実と異なる点や10年程度前のことで記憶にないこともございますが、おおむね間違っておりません。ただ、現在週刊誌から質問されておりますが、女性から明確に拒否されているにも関わらず関係を持ったことや、薬物を用いて関係を持った記憶はございません」と一部否定しつつ「それを前提としたとしても、私の軽率な行動の結果、女性の方々が心に深い傷を負ったことに間違いはございませんので、深くおわび申し上げます」とした。

さらに「女性の方々に対しては、本来であれば私が直接謝罪をすべきところではございますが、そのことでさらに傷つけてしまうこともあると考え、今後の皆様への対応につきましては代理人を立てて誠心誠意行わせていただく所存です」とし「このようなことをした私が、今後、皆様の目に触れる芸能活動を続けることはできませんので、芸能活動については全て無期限に休止させていただきます」とした。

この日、所属事務所は木下との契約解消を発表。「弊社俳優・木下ほうかの行為により傷つき被害を受けた方々に、まずは心よりおわび申し上げます。このたびの報道に際し、関係者皆様にご迷惑ご心配をおかけすることとなりましたことを、おわび申し上げます」と謝罪し、報道に関する事実関係は確認中としながら、「木下ほうかが2019年に所属してから共に、バイプレーヤーとしてもっと大きな役者を目指していましたところ、今回の報道の内容により多くの方々に大変不快な思いをさせてしまい、また業界に携わる皆様のイメージを傷つけ信頼を揺るがす事態を招くものとなっておりますことを、大変遺憾に思っております」としていた。

出演予定だった来月5日から放送開始のNHK総合のドラマ「正直不動産」については事務所サイドから降板を申し入れ、同局も「出演しない内容で放送する」と発表した。