ワハハ本舗の2年ぶりの全体公演「シン・ワハハ~NEW WAHAHA~」が6月22~25日の東京・なかのZERO大ホールから、全国11カ所で17公演行われる。新型コロナウイルスが2類から5類感染症になった中、コロナ禍で得意技「鼻からの豆飛ばし」を封じられていた、梅ちゃんこと梅垣義明(63)に聞いてみた。【取材・構成=小谷野俊哉】

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「一昨年は全体公演が延期になって、お客さんも一席おきで声を出せないとかね。制約の中で公演をやるのは、面白かったというのもある。下ネタとか濃厚接触が出来ない中で、できるものをいろいろ考えていた。でも、ライブのステージって、お客さんから力をもらって笑いにするエネルギーの交換だからね」。コロナ禍では十八番の鼻に詰めたグリーン豆飛ばしが出来なかった。「これは困ったなぁとなりました。お客さんはそれを望んでるからね。客席に飛ばさないで、後ろのピアニストとかバイオリニストに飛ばしたりね。あとはLEDの光る豆を入れて、それが飛んでいくみたいな」と振り返る。

21年1、2月に予定していた単独公演は延期になり、配信で行った。「相手の反応が見えない。誰に俺は豆を飛ばしてるんだっけ、カメラなんだけどね。何かしゃべったら、お客さんから反応があって、そのリズムで作っていくのができない。配信で、うまくやってる人もいますよ。でも僕は、やっぱりできないなと思った」。

「シン・ワハハ」では「2代目梅ちゃん総選挙」が行われる。「別に2代目もクソもないんだけど、フェイクで僕が辞めて、2代目を誰か選ぼうって。僕も、63歳でこんなことやってますけども、だんだん衰えを感じるから、お客さんの投票で2代目梅垣を決める。本人が拒否しようが『シン・梅チャン』」。そして、08年に72歳で亡くなった漫画家赤塚不二夫さんのキャラクターを使った「赤塚歌舞伎」も演じる。「やっぱりすごいなと思うんですよ。『天才バカボン』のパパが言う『これでいいのだ』って。全てを肯定するんですよね。子供の頃は分からなかったけど、大人になったら響くセリフ、魔法の言葉」と話している。

全国11カ所17公演。「僕ら、年の割に体力あるけど、舞台はお客さんが入ってたら関係ない。今年で64歳ですよ。おじいちゃんというかおばあちゃん(笑い)。客に向かってクソジジイとかクソババァと言ってたのが、俺らもクソジジイだからね」と話している。

◆梅垣義明(うめがき・よしあき)1959年(昭34)7月12日、岡山県生まれ。84年10月ワハハ本舗に参加。96年(平8)NHK大河「秀吉」、96~03年テレビ朝日系「はみだし刑事情熱系」シリーズに出演。16年舞台「毛皮のマリー」。178センチ、70キロ。血液型O。