武田梨奈(32)の連続ドラマ初主演作として、BSテレ東で15年1月期に放送された「ワカコ酒」の第7弾「ワカコ酒 Season7」がスタートした。「酒飲みの舌」を持って生まれ、さまざまな飲食店をさすらい、女ひとり酒を堪能する26歳のOL村崎ワカコを演じ続けて9年。「一番、良い意味で何も深く考えず、ワカコだっけ? 武田だっけ? と思うほどスッと入った」と「ドキュメンタリーに近い」と語る今季と今後の夢を語った。【村上幸将】

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初の4K放送で実食シーンがグレードアップした、19年1月期放送のシーズン4から担当する小林教子プロデューサーは、当初からシーズン10到達を目標に掲げてきたが、それが少しずつ見えてきた。26歳の村崎ワカコの変わらぬ日常を、酒とグルメを堪能する姿から描く「ワカコ酒」で、やってみたい新たな挑戦は、あるのだろうか?

武田は「ずっと願っているのは、海外ロケしたいということ」と即答した。15年には、韓国で「私に乾杯~ヨジュの酒」のタイトルでリメーク作が制作、放送されたこともあり、海外に行くと「ワカコ酒、見ています」など幾つも反響があったという。「お酒と食べ物は世界共通(の楽しみ)。その土地でしか、というものを食べて飲むのが一番、おいしい。日本と文化が違うところは、飲み方(おつまみとの)合わせ方も全く変わってくる。作品の世界観を、より広げたい」とし、具体的にはベトナムと韓国でのロケを希望した。

小林プロデューサーは「出来ると思いますし、行けたら良いなと思いますが、お金を何とかしないと…」と、製作費を含めた現実的な線を見据えた。そこで、記者から「より大きな資金を集めることも可能な、映画化の可能性は?」と逆提案した。映画化する場合、尺は2時間前後となるため、ドラマ以上に物語を作り込むなど工夫が必要となってくる。同プロデューサーは「物語は、作らなきゃいけない。江戸時代にタイムスリップしたら、そっくりな姫が出てくるとか、海外に行ったら、そっくりさんがいた、とか」と、妄想と称して、浮かんだアイデアの一端を明かした。

武田は「初めて聞きました! (ドラマは)ワカコの私生活などを深く描いていないので、焦点を当てて良いのかな? というのはありますが…企画書、お願いします!!」と、映画化をリクエストした。

◆「ワカコ酒」 11年から「月刊コミックゼノン」(徳間書店)で連載中の新久千映氏の漫画を原作に、BSジャパン初の連ドラとして15年1月期に放送スタート。うまい酒とさかなを口にすると感動で「ぷしゅー」と吐息を漏らすワカコと、行きつけの居酒屋「逢楽」での大将・石田勝一(野添義弘)青柳翔太(鎌苅健太)とタマさんこと玉木悟(堀田勝)との交流も見どころ。1話30分で、過去6季は、それぞれ12話で構成。15年7月にアニメ化。20年12月29、30日には年末スペシャル「飛騨酒蔵めぐり」を2夜連続で放送。