深津絵里(52)が3日、東京・TOHOシネマズ新宿で行われた、オダギリジョー(49)が自ら脚本・演出・編集を務めたNHKドラマを映画化した監督作「THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE」(26日公開)舞台あいさつ付き特別上映に登壇した。深津は、オダギリと共演した21年のNHK連続テレビ小説「カムカム・エブリバディ」の際に映画の話を聞き、その後、送ってきた脚本が一読しただけで「全く分からなかった」ことで出演を決めたと明かした。
深津の実写映画への出演は17年「サバイバルファミリー」(矢口史靖監督)以来8年ぶり。イベントへの登壇も、22年11月に都内で開催されたアニメ映画「すずめの戸締まり」初日舞台あいさつ以来、2年10カ月ぶりとなった。
「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」は、NHKで21、22年と2シーズン、放送された。池松壮亮(35)演じる狭間県警鑑識課警察犬係のハンドラー青葉一平だけに、なぜか相棒の警察犬・オリバーが酒とたばこと女好きの欲望にまみれた犬の着ぐるみのおじさんに見えてしまう設定と、着ぐるみのおじさんオリバーをオダギリ自身が演じることが話題を呼んだ。深津は今作で、一平や鑑識課メンバーの前に現れる隣の如月県のカリスマハンドラー羽衣弥生を演じた。
深津は、出演の経緯を聞かれ「最初に伺ったのは、多分『カムカムエヴリバディ』の撮影中に『映画になるかも知れません』と」と切り出した。「私に声がかかると思わなかったので『頑張って下さい』と言ったら、しばらくたって脚本を読ませていただいて。近年、まれに見る奇想天外さで、1度、読んだだけでは全く分からなかった…正直、申し上げると。初めてだったので、分からないところに強く引かれてしまい、どうなるか分からないけれど、飛び込んでみたいなと出演を決めました」と続けた。
撮影は今年3~6月にかけて行われた。深津と初共演した池松は「いやぁ、もう…感動しましたね。生意気、言います。いろいろなものを超越していらっしゃる…神々しくて。その奥に、生活が見えて、実…リアリティーがある。たくさんの現場を、確固たるプロ意識を持って通過されてきたことが数日、ご一緒しただけで分かる。優しくて親切で」と深津をたたえた。
深津は、池松について「今をときめく方。まばゆく存在感があった。見ていると、ご自身じゃなく作品を第一に考えるのがヒシヒシと伝わり、姿を見ているだけで胸がいっぱいでした」と絶賛。「こういう志を持った俳優がいてくれてると思うと安心したし、うれしかった。これからも面白く質を高めてくれる俳優だと思っています」と期待した。
池松は「(深津とオダギリに挟まれ)カムカムされている感じ」と照れた。オダギリも「深津さんの話、聞いていると泣きそうになりません?」と感激した。
◆「THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE」 ある日、一平や鑑識課メンバーの前に隣の如月県のカリスマハンドラー羽衣弥生(、深津絵里)がやってきて、スーパーボランティアのコニシさん(佐藤浩市)が行方不明になったため、一平とオリバーに捜査協力を求めてくる。「コニシさんが海に消えていくのを見た」という目撃情報を基に、コニシさんのリヤカーが残されていた海辺のホテルに一平(池松壮亮)とオリバー(オダギリジョー)羽衣が向かう。



