伊東蒼(20)が「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」(大九明子監督)で初の助演女優賞を受賞した。
「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」は、ジャルジャル福徳秀介(442)が20年に発表した小説家デビュー作の映画化作品。主演の萩原利久(26)が、さえない毎日を送る大学生の小西徹、ヒロインの河合優実(25)が小西と出会い意気投合する桜田花、伊東は小西の銭湯のバイト仲間さっちゃんを演じた。2人きりになって小西に恋心を吐露する、約8分ものシーンで出色の演技を披露した。
伊東は、司会のフリーアナウンサー笠井信輔(62)から告白シーンについて聞かれると「台本を読んだのですが、めくっても、めくっても、自分の『』が終わらなくてビックリした。でも台本をいただく前に原作を読んで、さっちゃんとして言えたらいいなと思った部分が全て台本に入っていて、伝えたいと思った」と振り返った。役作りについては「萩原さんとのシーンが多く、カメラが回っていない時もコミュニケーションを取ってくださり、小西のこういうところが好きかも知れないと想像が広がり、日に日にフラれたくない思いが強くなった」と語った。撮影については「最初のリハーサルで涙で前が向けなくなったのを、大九さんが『そういう感じで言いよ』とやりやすくしてくれた。ワンカットで、私に負担がかからないように皆さん頑張ってくださった」と感謝した。
この日、ともに登壇した助演男優賞の佐藤二朗(56)とは、21年「さがす」(片山慎三監督)で親子を演じた。佐藤から「当時も今も思いますけど、この年齢で、あの感性は女の子には失礼ですけど、良い意味で怪物と思っていた」と絶賛された。すると「お父さんって言っていいものかと悩んじゃいましたけど、お父さんです」と言い、照れ笑いを浮かべた。すると、佐藤から「僕は精神年齢6歳の56歳を標ぼうしていますので、僕にとって蒼ちゃんはお母さん」と返ってきて、思わず笑った。



