昨年12月に米映画「スタンド・バイ・ミー」(1986年)などで知られるロブ・ライナー監督と妻で写真家のミシェルさんを殺害した容疑で起訴された息子のニック・ライナー容疑者(32)が、裁判費用を捻出するために両親が遺した信託財産から150万ドルの分配を求めてロサンゼルスの裁判所に申し立てを行ったことが分かった。
米FOXニュースなどによると、資金を管理する受託者が法的根拠なく払い出しを拒否したためだといい、刑事弁護費用と収監中の生活必需品購入のために未払いの資産を今すぐ受け取る必要があると主張しているという。
2件の第1級殺人罪に問われている同容疑者は、仮釈放なしの終身刑または死刑を求刑される可能に直面している。しかし、逮捕直後から弁護を担当していた著名弁護士アラン・ジャクソン氏が今年1月に辞任。当初は兄ジェイク氏と姉ロミーさんが弁護費用を支援していたものの、のちに撤回されて公設弁護人が選任された。ジャクソン弁護士は、資金が確保できれば再び弁護を引き受ける用意があると述べている。
報道によると、自宅で刃物で刺されて亡くなったライナー監督夫妻は、ニック容疑者を含む子どもたちのために信託を設立しており、同容疑者が30歳になった時点で資産の半分を、35歳になった時点で残りの半分を受け取ることになっていたという。資産の正確な金額は明らかにされていないが、訴状によるとニック容疑者は30歳で受け取るはずだった資金を1度も受け取っていないと主張しているという。
同容疑者は、9月に刑事裁判の次回出廷が予定されている。(千歳香奈子)



