TBSアナウンサー安住紳一郎(53)が15日放送のTBS系「情報7days ニュースキャスター」(日曜午後10時)に生出演。ロシア・プーチン大統領が日本領土の北方領土を訪問した問題で、ロシアとの国境を記した市販地図をもちいながら、私見を述べた。

15日は終戦記念日。番組冒頭で、13日にプーチン大統領の北方領土訪問を伝えた安住アナは「ロシアの国家元首が北方領土に来るのは、ネドベージェフ大統領以来16年ぶり2回目ということです」と説明した。続けて「北方領土はみなさんご存知のように、択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島ということで、この4島ですよね。日本の領土であるにも関わらず、現在ロシア人1万8000人が生活をしています。また北方領土とは別に、日本とロシアの国境は、今、普通の世界地図をもってきますと、たくさん国境が書かれていることに気付くと思います」と隣にいる脚本家・三谷幸喜氏に世界地図の北海道付近のページを開いて持たせた。

安住は「右翼の出しているパンフレットとかそういうものではないんですよ。ごくごく普通に売られている地図なんですが、よくみますと、分かるように、ちょっと寄っていただきますと、北方領土は日本の領土なので、択捉島とウルプ島の間に線が…赤い線が引かれています。その上ずっーと北にいきますと、カムチャツカ半島とシュムシュ島の間にも、ここ線が引かれていますよね」と話した。さらに「それから稚内のところ見ますと、宗谷海峡、稚内の上に1本と、樺太の真ん中北緯50度にも1本赤い線が引かれていると思うんですよね。これだけ国境がいまだに書かれているという。実は日本とロシアの間で国境が確定していないということを表しています」と話した。

そして安住は「(終戦から)80年もたちますと、感覚が麻痺してきますけれども、100年前の私たちの先輩たち、日本人たちが命をかけて守ったもの、その思いを私たちは簡単に忘れてはいけないと思います」と語った。

最後に安住アナは地図を指さしながら「これだけ国境が引かれているということで、現在ロシアが実効支配をしているということですけれども、戦後80年たってもまだ、国境が確定していないという現実もあります」と語った。

ロシアのプーチン大統領は13日、実効支配する北方領土・択捉島を訪問した。2000年に大統領に就任したプーチン氏が北方領土入りするのは08~12年の首相時代を含めて初めて。ウクライナ侵攻が4年半近くに及ぶ中、欧米と共に制裁を科す日本に反発した形。日本側はロシア大使らに猛抗議している。