今冬CDデビューするSTARTO社のジュニア内グループKEY TO LIT(キテレツ)が23日、東京・有明アリーナで全国ツアーの東京公演最終日を迎えた。グループのオリジナル曲や、ツアータイトルに掲げる「NEO CLASSICS」の名の通り、少年隊も歌った「Act-Show」など伝統の楽曲群をパフォーマンスした。

ジュニアとして行う最後のアリーナツアーも終盤戦。佐々木大光(24)は「有明、ぶち上げていこうぜ!」とのろしを上げ、猪狩蒼弥(23)は「最高に盛り上げて送り出してくれ!」。ファンが応えないわけがない。うねりを増して輝くペンライトの海とデビューを祝ううちわの文言の数々。漂う余韻をかみしめ合った。

増上寺で行ったサプライズのデビュー発表から6日。この日も改めて5人それぞれの口からCDデビューを報告した。全員がジュニア歴10年以上で、最年長の中村嶺亜(29)と井上瑞稀(25)は09年の事務所入所から約17年。中村は「マジで長かったけど、いっぱいもらった愛があるから、どんなに時間がかかっても返していきたい」。研さんを積んだ時間を確かな土台に、ファンの存在が無窮の原動力になる。

井上も「人生をかけて皆様に恩返しをしていこうと思います」と深く感謝。祝福、期待、労い、ファンの思いのこもった拍手が降り注いだ。

偉大な存在と入れ替わるように門出を迎えた。5月31日に事務所の先輩で、国民的アイドルとして親しまれた「嵐」がグループ活動を終了。最後のライブツアーはおのおのの目に焼き付けた。猪狩は「僕はあの背中を見て「『同じ血が流れてるお前らが俺たちを超えてみろ』って、そういうメッセージを受け取りました。ずーっと流れる血、プライドを、ここまでつないできてくれた先輩たちにできる最大の恩返し、それが俺たちキテレツが史上最高傑作になることだと思っています」と使命感を抱く。少年隊やSMAP、嵐の楽曲を歌い続けるのは、5人なりの意義。次代を背負う意思はパフォーマンスに乗せた。

この日が誕生日だった“バースデーボーイ”岩﨑大昇(24)は「3年以内にキテレツでドーム公演をしましょう」とうれしい約束を逆プレゼント。「俺たちとファンのみんななら絶対に達成できると思ってます」。飛び込むのはボーイズグループ大競争時代。かぶとの緒を締め直すように、ファン1万5000人に誓った。

今ツアーは、10月10日に迎える千秋楽公演までの全5都市21公演で計23万8000人を動員する。【望月千草】

○…グループ初のレギュラー冠番組「キテレツキテル!」が10月からテレビ東京系で放送されることも発表された。6月に前身番組が特番で放送された際のタイトルは「キテレツキテル!?」だったが、そこから「?」が取れて断定形のタイトルに変更。CDデビューに続き、レギュラー化の決定も数日前にメンバーの耳に届いたばかり。幸先の良いネーミングに佐々木は「来てます!めちゃくちゃ来てます!」と乗っかり、猪狩は「各局で冠番組を持てるようになりたい」と張り切っていた。