九州の表玄関、福岡市のJR博多駅前につながる道路で8日、大規模な陥没事故が起きた。陥没による穴は、縦横約30メートル、深さ15メートルの「クレーター」となり、道路や信号機、土砂を次々とのみ込んだ。周辺では停電やガス供給停止が起き、交通・金融機関にも影響が拡大。都市機能は終日、大混乱した。

<過去の主な道路陥没>

 ▼90年1月 東京都台東区のJR御徒町駅北口付近の道路が陥没し、通行人に負傷者が出た。トンネルを堀り進める際の補助工法として施工した、薬液注入工の注入不足が原因。

 ▼00年6月 福岡市中央区薬院で市道が約8メートル陥没。地下鉄工事の掘削現場の壁が崩れ土砂が流入した。

 ▼14年10月 福岡市博多区祇園町で市道が約3メートル陥没。3メートルほど離れた場所で、下水道を移設する工事が行われていた。けが人は出なかった。

 ▼15年12月 名古屋市中村区のビル工事現場前の歩道が陥没。名鉄名古屋市駅から約300メートルで、穴の深さは約5メートルに達した。けが人なし。

 ▼16年6月 名古屋市西区の工事現場近くで、道路や公園の一部が相次いで陥没。周辺では市が雨水の地下貯留施設につながるトンネルを建設中だった。