主催する「東京マラソン財団」では、沿道で観戦や応援を控えてもらうよう要請する方向で調整している。「大勢の方が集まる場所は濃厚接触の可能性がある」と同財団は説明した。

コースの沿道や観戦ポイントなどでアナウンスを行う予定だが、エリートランナー部門は東京五輪男子マラソンの残り1枠を狙う日本代表選考を兼ねている注目レース。「応援していただきたい気持ちもある」と同財団も複雑だ。

マラソンと10キロを合わせて約3万8000人の一般ランナーが出走しないことで本格的なスピードレースとなり、交通規制の時間も大幅に短縮、日本橋などの主要関門も10カ所から9カ所に減らされる。

参加者にはゴール後に体温低下を防ぐために羽織る記念の「ランナーローブ」、参加者全員の名簿入りの公式プログラムなどはすでに完成しており、今後、各参加者に発送する。