落馬事故により昨年4月10日に亡くなった藤岡康太騎手(享年35)を追悼するため、12日開催の中央競馬では有志の騎手がピンクのリボンを着用して騎乗している。

阪神2Rは兄の藤岡佑介騎手(39)が勝利を挙げた。ゴール板通過後は左手を固く握り、小さくガッツポーズ。康太騎手の師匠である宮徹調教師(64)の管理馬テーオーミリカン(牡3)とのタッグで天国へ勝利を届けた。

藤岡佑騎手は「おととい(10日)が命日で、ジョッキーだけでなく職員の皆さんも喪章をつけてくださっています。チャンスのある馬だと思っていましたし、宮厩舎の馬だったので、勝てたら最高だなと思ってました。レースはうまくいきましたし、勝てて良かったです」と胸中を話した。

レース後はファンひとりひとりに丁寧に、時間をかけてサインを書き、ウイナーズサークルに駆けつけた多くの観客からは「おめでとう」と祝福された。

藤岡佑騎手は「今日だけが特別というわけではないです。1年がたって、法要も終わり、前向きに頑張っていくにあたり、いいレースになりました。厩舎の皆さんがすごく喜んでくれて、良かったです」と思いを伝えた。