1番人気に推されたJRAのテンカジョウ(牝5、岡田)が直線の争いから抜け出し、2馬身半差の完勝で4つ目の重賞タイトルを手にした。時計は1分54秒8(やや重)。松山弘平騎手(35)、岡田稲男調教師(65)ともこのレースは初制覇となった。

課題のスタートが決まったことで、5戦ぶりの勝利をたぐり寄せた。道中は外め6番手を追走。勝負どころから鞍上が右ステッキで気合をつけると、直線は最重量57キロもなんのその、一枚上の地力を示すように抜け出した。松山騎手は「斤量はあまり気にしてなくて、ゲートをしっかり出てほしいなと。厩舎で練習して、出てくれました」と陣営に感謝。「今日しっかり勝ててうれしいです」と、ゴールでガッツポーズをつくる会心のレースだった。岡田師は今後について「いい競馬をしてくれましたし、馬体の回復を第一に考えて」と話したが、今年も重賞戦線で活躍していきそうだ。【渡辺嘉朗】

馬連(5)(13)5550円、馬単(5)(13)7640円、3連複(4)(5)(13)5170円、3連単(5)(13)(4)3万5290円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)

 

■テンカジョウ ▽父 サンダースノー▽母 フィオレロ(エンパイアメーカー)▽牝5▽馬主 河内孝夫▽調教師 岡田稲男(栗東)▽生産者 杵臼牧場(北海道浦河町)▽戦績 14戦7勝(うち地方9戦4勝)▽総獲得賞金 2億1520万円(うち地方1億8780万円)▽主な勝ち鞍 24年マリーンカップ(Jpn3)、25年兵庫女王盃(Jpn3)、エンプレス杯(Jpn2)▽馬名の由来 天下+冠名

 

●勝負服

〈マーブルマウンテン=2着〉山本聡騎手 今日は外が有利な馬場だったので、思い切って外々を走ってきました。返し馬は手先で走るような感じでしたけど、ゲートを出たら動きが良くて乗りやすかったです。力はありますね。

〈メモリアカフェ=3着〉ルメール騎手 2番手で息も入っていい競馬ができた。4コーナーでまた伸びたけど、ラスト150メートルで疲れてしまった。1800メートルはギリギリ。1600メートルの方がいいと思う。

〈アピーリングルック=4着〉大野騎手 いいリズムでは行っていたけど、勝負どころで動かされるような形になった。できれば自分の形で上がっていけたら、もう少しいいパフォーマンスを出せたと思う。

〈ホーリーグレイル=5着〉矢野貴騎手 やりたい競馬はできました。折り合いもスムーズで1800メートルも問題ないけど、ヨーイドンだと中央馬に分がある。次につながったと思う。

〈ライオットガール=8着〉岩田望騎手 最後まで一生懸命走っているけど、斤量の56・5キロが響いた感じはします。