五輪初出場の樋口新葉(21=明大/ノエビア)が74・73点を記録し、2位に入った。団体戦で日本の順位を3位に押し上げ、上位5チームの決勝進出に貢献。好演技の裏には意外な人物のサポートもあった。

【フィギュア団体戦第2日 ライブ詳細】はこちら>>

2日に現地入り後、樋口が頭を抱えていたのが、得点源となるルッツ-トーループの連続3回転だった。自らは真っすぐに踏み切っているつもりだが、動画で見返すと、1つ目のルッツが斜めに跳んでいる状態。演技後には「1個目を降りたときに、2個目をつけられない状態で練習の時から『何でだろう?』と思っていました」と振り返った。

この日はトリプルアクセル(3回転半)を2回転半として不安要素を削り、続く“課題”に向き合った。きっちりと降りきると、出来栄え点(GOE)で1・43点の加点を得た。樋口は「友達の本田太一さんに『どうしてもジャンプが曲がってしまう』という話をしていて『(体の)近くで締めて、コンパクトに跳べばいいんじゃない?』と意見をもらいました。それを実践しました」と明かした。

アドバイスを送ったのは昨季限りで現役を引退した本田太一さん(23)だった。日本でテレビ観戦した本田さんは樋口の喜びを伝え聞き「五輪マークを背に、堂々と滑っている姿に涙が出ました。ここから個人戦まで時間が空きますが、うまく調整して全てを出し切ってほしいです」と喜んだ。【松本航】