順大は25日、日本ゴールボール協会、日本ボッチャ協会と連携協力協定を結び、東京都内で締結式を行った。競技会や日本代表合宿に派遣された同大の学生が、技術や指導法を学び、普及活動などを行う。

 両競技はパラリンピック独自で行われるため、専門的な知識を持った指導者は限られるという。順大の新井一学長は「人材を育成することで、将来的なパラスポーツの推進につながる」と述べた。

 大学側が動作解析用の専門機材などを提供することで強化につなげる計画もあり、日本ボッチャ協会の奥田邦晴代表理事は「東京パラリンピックでメダルを取るために、科学の力を借りたい」と期待を寄せた。