金子貴志(40=愛知)が番手まくりの竹内雄作マークから、直線鋭く抜け出して、6月の別府以来、通算9回目のG3勝利を飾った。レースは打鐘から竹内と早坂秀悟の激しい主導権争いとなった。この動きに早坂マークの渡辺一成が離れて番手に竹内ラインが入り、早坂-竹内-金子-村上博幸で最終1角を通過。番手に入った竹内は2角からスパート。離れて5番手に収まった渡辺がまくりで襲いかかったが、番手の金子が冷静に対処して差し切った。

 「(雄作)が頑張ってくれたおかげ」。まずは前で力を出し尽くした竹内に感謝の言葉。「今年は夏に大けが(恥骨&座骨骨折)をして9月の段階では歩くこともままならなかったのに、周囲の助けやファンの声援のおかげでここまで戻ることができました。深谷(知広)も復活したし、中部のみんなも強くなっているし、来年は置いておかれないように再びグランプリを目指したい」。輪界屈指の切れ味で再度頂点を目指す。【杉森洋一】