横浜FCのGK南雄太(40)が、12日のベガルタ仙台戦(1-1)で途中出場し、柏レイソル時代の08年11月23日のジュビロ磐田戦以来、12シーズンぶりにJ1のピッチに立った。J1の最長ブランク出場はクラブの同僚であるMF松井大輔ら3人が記録した13シーズンぶりで、GKでは最長ブランク出場となった。
また、40歳9カ月12日でのJ1出場は、GKではハーフナー・ディド(北海道コンサドーレ札幌)の41歳1カ月19日に次ぐ歴代2位の年長記録で、元日本代表GK楢崎正剛(名古屋グランパス)の40歳6カ月19日を抜いた。
南は高卒1年目、18歳だった98年に柏でJ1デビュー。10年にJ2ロアッソ熊本へ移籍し、14年から横浜FCでプレーしている。今季はチームとともにJ1に返り咲き、通算247試合目。息の長い活躍で、J2通算363試合と合わせた610試合出場は、ガンバ大阪MF遠藤保仁、楢崎に次いで歴代3位となっている。
横浜FCには53歳のFW三浦知良が在籍し、そのカズがJ1リーグ戦に出場すれば、07年以来13シーズンぶりとなるが、南は日本のレジェンドより先にJ1で健在ぶりを示した格好だ。
【石川秀和】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「データが語る」)