ワールドカップ(W杯)イヤーとなる2022年のJリーグは18日に開幕します。今季達成されそうな記録など知っておいて損はない、注目すべき数字を取り上げ、数々の見どころを随時紹介します。
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湘南ベルマーレDF岡本拓也(29)は、浦和から期限付き移籍で加入した2016年以降、J1通算140試合で12得点を記録している。クラブのJ1通算出場数で、MF田坂和昭、GK小島伸幸、DF名塚善寛に次いで歴代4位。上位3人はベルマーレ平塚のJリーグ参入1年目の1994年当時から活躍した選手で、チーム名を湘南ベルマーレに改称してからは岡本が最多だ。
2019年に完全移籍となり、右ウイングバックとして攻撃面でも存在感を示す。20、21年は2年連続で4ゴール。湘南でJ1通算12得点はクラブ歴代9位で、今季も4ゴールを挙げると、元日本代表MF中田英寿が1995~98年に記録した通算16得点と並び、クラブ歴代5傑入りすることになる。
昨季は山口智監督が就任後の第29節から全試合に先発し、J1残留に大きく貢献。チームは若い選手が多いが、名実ともに「湘南の顔」となった6月で30歳になるDFが、今季もチームを攻守に引き締める。
【石川秀和】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「データが語る」)
<湘南のJ1通算出場ランキング10傑>
1位 田坂和昭 176試合
2位 小島伸幸 172試合
3位 名塚善寛 159試合
4位☆岡本拓也 140試合
5位☆古林将太 137試合
6位 野口幸司 130試合
7位☆大野和成 126試合
8位 高田哲也 123試合
9位 高山 薫 120試合
9位 公文裕明 120試合
<湘南のJ1通算得点ランキング10傑>
1位 ベッチーニョ 56得点
2位 野口幸司 53得点
3位 呂比須ワグナー 36得点
4位 アウミール 17得点
5位 中田英寿 16得点
6位 岩本輝雄 15得点
6位 高山 薫 15得点
8位 クラウジオ 13得点
9位☆岡本拓也 12得点
10位 菊地俊介 11得点
10位 リカルジーニョ 11得点
☆は今季所属
J2時代を含めると、出場、得点ともにMF坂本紘司がチーム最多。2000~12年に所属し、リーグ戦通算456試合(J1=30、J2=426試合)57得点(J1=3、J2=54)。J1でのプレーは10年の1シーズンだけだったが、「湘南の顔」としてJ2時代のベルマーレを支えた。