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永島昭浩氏の青写真は勝ち点5 突破のカギは岡崎

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<日刊スポーツ評論家が斬る 永島昭浩氏>

 日本の1次リーグ突破の可能性は十分あると思っている。その理由は西野監督が推し進めてきた、先発メンバーを固定化しない戦い方だ。前回ブラジル大会を思い出してほしい。ザッケローニ当時監督が選手の固定化を図ったことで、2戦目は残り15分、3戦目は残り30分の時点で体力を著しく消耗した。結果、未勝利で敗退。厳しい戦いの中で固定化のリスクは避けるべきだと考えていただけに、西野監督の方針にはうなずける。

パラグアイ戦の前半、ドリブルで攻め込む岡崎(撮影・山崎安昭)
パラグアイ戦の前半、ドリブルで攻め込む岡崎(撮影・山崎安昭)

 私の考える3試合の青写真は、1戦目コロンビア、2戦目セネガルとは引き分けて、3戦目ポーランドに日本が勝ち、計算上は勝ち点5での突破だ。根拠の源は12日のパラグアイ戦で先発した岡崎の存在だ。

 後半の立ち上がり、1トップの岡崎は相手GKがボールを持った瞬間、何度か猛ダッシュで重圧をかけた場面があった。「この時間帯は守備」などといった、仲間への攻守の切り替えのメッセージになり、共通意識を持ちやすい。この動きが最近の日本には足りなかった。最前線から相手のパスコースを限定していくなど、地味だが岡崎の担う役割は大きい。1、2戦目は守備的に戦い、1チャンスで点を取れる岡崎にかけたい。

 ポーランド戦は互いに3戦目で体力面の不安を抱えるが、選手を固定していない日本は、ここで真骨頂の運動量勝負に持ち込みたい。ポーランドは相手の最終ラインの背後をつくパスを多用し、最後にレバンドフスキに球を集める。その長所を消せば、必ず日本の時間帯がやってくる。守備は横の動きに弱点があり、ドリブルが得意な乾を絶対に起用したい。1、2戦目で我慢を強いられてきた日本の総力戦に期待したい。

 パラグアイ戦で先発10人を入れ替えた西野監督は、さらに全23人を起用し終えた。これで1次リーグ3試合の選手起用のパズルを完成させていくはずだ。

 私が推す先発は、安定感のあるGK東口、カバー範囲が広く危機管理能力の高いDF植田、そして長友、吉田、酒井宏。ボランチは長谷部、山口、柴崎の中からどう組み合わせるか。2列目は原口、さらに乾との相性から香川か。前線は岡崎の1トップを基本に、大迫との2トップもおもしろいかもしれない。(日刊スポーツ評論家)


世界中が注目するサッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会が6月14日(日本時間15日)に開幕します。ニッカンスポーツ・コムでは「フットボールの真実」と題し、ハリルホジッチ監督率いる日本代表はもちろん、大会やサッカーにまつわるさまざまな話題を、テーマごとに大会開幕まで取り上げていきます。

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