2022年W杯カタール大会に向けたアジア2次予選の組み合わせ抽選は17日の午後5時(日本時間同6時)からマレーシアのクアラルンプールで行われ、日本の対戦相手が決まる。2次予選は40チームが8組に分かれてホームアンドアウェー方式で対戦。各組1位と2位の成績上位4チームの計12チームが最終予選に進む。抽選次第では比較的楽な国ばかりがそろう可能性がある一方で、クセが強いチームとの対戦が続くケースも想定される。

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天国か地獄か-。参加40カ国は最新のFIFAランキングに基づき第1~5のシード順に分けられ、日本はイラン、韓国などと同じ第1シード(ポット)に入る。同じポット(P)の国は同組にならない。日本が対戦することになる第2Pから順に見ていく。

◆第2P 8チーム全て今年1~2月のアジア杯本戦に出場。世界的に名のある監督が率いる国が多いが、過去の対戦成績では日本が圧倒的に優位。そんな中でも避けたい相手はランク最上位のイラクか。元日本代表監督オシム氏の愛弟子、カタネツ監督が率いる。

◆第3P 14年ブラジル大会予選で2戦合計12-0で圧勝したタジキスタンは比較的楽な相手か。一方、同大会予選で苦杯をなめた北朝鮮も入る。平壌でのアウェー戦は苦戦が予想され、できれば避けたい。

◆第4P 日本の初戦はこのポットの国とのアウェー戦になる予定。モルディブが同組になれば重要な初戦が「観光地化」するケースも想定される。治安に不安があるイエメン、アフガニスタンと対戦することになればピッチ外でさまざまな気苦労がつきまとう。

◆第5P 8カ国中2カ国、25%の確率で日本人監督が指揮する国との対戦になる。カンボジアは元日本代表の本田圭佑が実質的な監督。柏などで監督を務めた吉田達磨監督が率いるシンガポールは、前回18年ロシア大会予選で0-0で引き分けただけに侮れない。

2次予選は9月5日から来年6月9日までの長丁場。7大会連続7度目のW杯出場に向けた森保ジャパンの戦いがここから始まる。