サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」が26日、福島・Jヴィレッジ(楢葉町、広野町)で行っていた強化合宿の最終日を迎えた。

8日間の合宿では男子高校生と2度の練習試合も実施。この日の練習後に取材に応じたDF南萌華(21=浦和レディース)は「細かいラインの上げ下げなどを確認し、男子相手にできた部分もあった。チームに帰ってさらに強化していきたい」と振り返った。

南と同じセンターバック(CB)のポジションには18年U-20W杯を共に戦った一学年下のMF宝田沙織(20)がコンバートされた。負傷者に代わる形で招集されたMF北村菜々美(20)も18年U-20W杯組。同年代の選手も続々とA代表に名を連ねるようになってきており、南は「自分より若い選手が代表に入ると、良い刺激になるなと感じました」と正直な気持ちを明かした。

切磋琢磨(せっさたくま)していく先にチームの強化があるともいい「U-20(W杯)の優勝の時はやりたいことを共通理解して、チームとしていい準備ができていた。五輪でもそれまでにどれだけ良い準備ができるかだと思う」と引き締めた。【松尾幸之介】