サッカーの23年女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会に臨むなでしこジャパン(女子日本代表)は29日、千葉県内で合宿3日目を迎えた。

池田太監督は昨年後半の親善試合から従来の4バックではなく、3バックを試してきた。その新システムの成功のカギを握るのが左右ウイングバックだ。

特に昨夏、日テレ・東京ヴェルディベレーザからイングランド女子スーパーリーグ・ウェストハムに移籍した清水梨紗(27)には、3バックのシステムにおいても、1列上がった右ウイングバックとしてより高い位置で攻守に絡み続ける役割が求められる。

29日の練習後にメディアに対応した清水は「最後に自分がその相手に対してどうプレッシャーをかけるかだったり、その人よりも先にどうボールを触れるかというのは、やっぱりウェストハムは攻撃されることが多いので、その分母(攻撃される機会の数)も増えてくる。それはすごくいい経験ができたかなと思います」と移籍1年目を振り返った。

ウェストハムは今季イングランド女子スーパーリーグで12チーム中8位に終わった。得点23、失点44という数字が示す通り、清水も守備に追われる時間は長かった。そんな中、スピードのある同リーグのライバルたちに対し、対応する術を学んできたもよう。

清水は「自分が相手にプレッシャーをかける1番になることも多いので。そういった部分もサイドバックとはまた違うと思います」と、ウイングバックと4バック時の右サイドバックとの違いを説明する。

どのようなシステムで戦ったとしても、池田ジャパンにおいて攻守の両面で清水が重要な役割を示す存在であることは間違いない。