J2清水MF本田拓也(31)が29日、負傷者続出のチームを救う覚悟を示した。29日は静岡市内で調整に励み、ゲーム形式練習ではボランチとして出場した。今月に入り、MF枝村匠馬(29)とDF六平光成(25)の主力2人が負傷離脱。次節アウェーC大阪戦(10月2日)は先発が数人入れ替わることが確実だ。本田は20試合ぶりに先発復帰する可能性も出てきた。

 「いつでもいける準備はしている。出たらしっかりやりたい」

 今季は2月の開幕戦でフル出場したが、5月に右ひざ靱帯(じんたい)損傷で約1カ月半離脱した。リハビリ中はオフ返上でトレーニングを行うなど、復帰のために全力を尽くしてきた。次戦はJ1自動昇格を争うリーグ3位C大阪との直接対決。本田は「足先でいったらやられる。したたかに勝ち続けていきたい」と話していた。【神谷亮磨】