Jリーグ7部に相当する福島県社会人1部に所属するいわきFCは、J1清水エスパルスに惜敗した。

 前半1分に失点を許し、追う展開になった。同18分には中央突破し、最後はMF植田裕史(22)がシュートを放つが相手GKに好セーブされた。その後も強い球際で何度もチャンスを作ったが、決定力を欠いた。

 2回戦ではJ1札幌を撃破したが、2度目の“ジャイアントキリング”は起こせなかった。田村雄三監督(34)は「選手は勇敢にチャレンジしてくれた。悲観する内容ではなかった」と冷静に振り返った。3回戦進出を果たした今大会を振り返り「決定力の差はあると思った。J1のクオリティーを肌で感じたことを忘れずに、明日から練習に取り組むことで財産になる」と前向きに話した。