ポーランド2部リーグのオドラ・オポーレに完全移籍するジュビロ磐田MF松井大輔(36)が3日、現在の心境を明かした。磐田市内のヤマハスタジアムで行われた練習後、取材に対応。すっきりとした表情で「毎試合ちゃんと試合に出て、結果を残すことがプロのサッカー選手だと思う。結果を求めながら、人生を楽しく生きていきたいです」などと言った。

 04~14年に、海外7クラブを渡り歩いてきた松井らしい決断だった。名波浩監督(44)ら磐田側からは「磐田で引退」を提案された。MF中村俊輔(39)からも「1年は居てくれ」と声をかけられた。それでも、挑戦を選択した。

 「すごく光栄なこと。でも、安定があると外に出たくなるというか。厳しい環境に身を置きたい。どういう人生になるかは分からないが、自分の選択を信じて前に進みたい」。明日5日、磐田での最終戦となるホーム広島戦の後にサポーターにあいさつをし、松井はまた海を渡る。【前田和哉】