明るい話題が舞い込んでいた仙台は、7試合ぶりに無失点で切り抜けた。

 7日に第2子となる長女が誕生したDF増嶋竜也(32)が奮闘した。3バックの左で先発し、無失点に貢献。攻撃ではセットプレーから得意のヘッドでシュートを2本放った。「大きな1点になると思って取りに行きたかった。子どもが生まれた1発目の試合で、結果を出したかった。できれば勝ちたかった」と語った。

 さらにこの日は、歌手松崎しげる(67)がライブで熱唱した。松崎がユアスタに駆けつけた試合は過去3戦全勝。「ここに来たからには、絶対に勝つという気持ちを込めて歌いました」と松崎。ハーフタイムは代表曲「愛のメモリー」を歌い、サポーターも大興奮だった。連勝は止まったものの「不敗神話」は継続した。

 主将のMF富田晋伍(31)は「守備の意識は今まで以上に意識付けできた」と久しぶりの無失点に一安心した。ただ「低い位置から攻撃を仕掛けるのはなかなか、体力的にきつい」と続け、改善の必要性を説いた。