浦和レッズはFW興梠の2得点などで、ベガルタ仙台戦5連勝を決めた。順位は7位のまま。

 仙台戦通算15得点となった興梠は今季19点目となり、得点ランキング2位のC大阪FW杉本に3点差をつけ、得点王争いを1歩リードすることになった。

 浦和は開始1分でいきなりCKを獲得。こぼれ球をMF梅崎がシュートした。その後も浦和ペースが続く中で迎えた前半26分。FKの流れからMF柏木が左クロスを送ると、興梠が頭で合わせて先制した。ただ同35分過ぎから仙台に押される時間が続いた。

 そして後半4分。仙台MF三田にハーフウエーライン付近から突破され、ペナルティーエリア手前から同点弾を浴びた。だが、仙台キラーが再度相性の良さを披露した。同15分。DF遠藤の右クロスを興梠がまたも頭で合わせ、勝ち越し弾を決めた。同37分にはMFラファエル・シルバの今季10得点目も生まれた。

 仙台は早い時間帯に交代枠を使い切り、勝負に出た。後半25分。FW野沢に代えてFWクリスラン、DF古林に代えてDF蜂須賀を投入。クリスランは身体能力の高さをいかしたダイナミックなプレーで会場を沸かせると、同43分にMF中野のクロスを頭で合わせ、今季8点目を決めた。6月4日ホーム甲府戦以来、4カ月ぶりのゴールだった。ただ反撃もこれまでだった。3日後にホームで行われるルヴァン杯準決勝川崎F戦に向け、白星で勢いづくことはできなかった。