既にプレーオフ進出を決めていたヴィッセル神戸は、FWハーフナー・マイク(30)の試合終了間際の劇的同点弾で引き分けに持ち込んだ。

 0-1で迎えた後半ロスタイム、GK吉丸のフリーキックを胸で受け、左足でシュートを決めた。吉田監督は「最後、マイクが意地を出してくれた」とたたえた。吉丸は「負けなかったので良かった」と言い、安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 試合は後半17分、鳥栖が先制した。MF郷家が鳥栖DF高橋祐への反則で一発退場。神戸は数的不利となり、同22分に鳥栖DF安在に得点を許した。

 既に1次リーグ敗退が決まっていた鳥栖のフィッカデンティ監督は、「失点だけでなく、2点目、3点目もとりたかった」と悔しさをにじませた。