名古屋グランパスが止まらない。ここまで5連勝中だった相性抜群のアウェー・ジュビロ磐田戦で、攻撃が爆発。前半12分の先制点を皮切りに、今季最多6点を奪って快勝した。同一シーズンでは、11年以来7年ぶりとなる7連勝を達成。風間監督は「90分全てが良かったわけではないが、要所要所で自分たちのやるべきことができた」と、冷静に勝因を分析した。

FWジョーも止まらない。3-0の後半25分。ゴール前のこぼれ球に左足を伸ばし、1点目。同45分にはGKのパスを奪い、ネットを揺らした。2試合連続のマルチ弾を記録し、ここ7試合で12得点。通算ゴール数も18に伸ばし、得点王争いでも首位の広島FWパトリックを1点差で追走する。ジョーは「今日も勝利に貢献できてうれしい」と笑った。

J2降格圏からの驚異的な巻き返しで、順位は11位まで浮上。ジョーは「チーム全体で最初から最後まで走り切れている」と手応えを口にした。この勢いは、まだ止まりそうもない。【前田和哉】