清水エスパルスは1-1でヴィッセル神戸と引き分けた。FW滝裕太(19)がJ1初先発。

今季公式戦で3得点を挙げているホープに得点は生まれなかったが、チームへの貢献度は高かった。

「守備がうまくはまっていた中で、攻撃も自分たちの方にチャンスがあった」と振り返った。滝はFW北川航也(22)と2トップのコンビを組み、前線からプレスをかけ続けた。2人が守備の“スイッチ”となり、中盤から最終ラインも連動した守備を披露。結果的に全体がコンパクトになり、神戸が得意とするパスサッカーを封じ込めた。

ただ、守備をするためだけにピッチに立ったわけではない。試合後は「ゴールが取れなくて悔しい」と反省も忘れなかった。今季公式戦では現在、チーム得点王。守備でも献身的な姿を見せた19歳は、日に日にたくましさを増している。【神谷亮磨】