川崎フロンターレはMF脇坂の2発などで快勝し1次リーグ最終戦を終えたが、2位の上海上港に勝ち点1及ばず、目標の「4冠」が消滅した。突破には上海上港が引き分け以下に終わる「他力」が必要だった。突破を決めた蔚山と上海上港に対し、アウェーでの失点で黒星を喫したことが響いた。

2年連続で1次リーグ敗退だが、大卒2年目の脇坂、20歳のMF田中が台頭したのは収穫だ。鬼木監督は「自分たちにやれることはすべてやってくれた。最終戦にはなったが、アウェーで勝ち点3を取れたことは来年以降につなげられる。この1勝を大きなものに変えていきたい」と話した。4冠は逃したが、厚くなった選手層で国内の全タイトルを狙いにいく。