清水エスパルスのブラジル人助っ人3人が存在感を示した。7日は静岡市内で東海学園大(愛知)と練習試合(30分×3本)を行い、5-0で快勝した。主力組が出場した1本目の7分にFWドウグラス(31)が左足で先制点。同26分には今夏加入したFWドゥトラ(31)が右クロスをヘディングで合わせて追加点を挙げた。

ブラジル人FW2人が実戦で同時先発するのは今季初。篠田善之監督(48)は「互いに顔を見ながら、いいパス交換もあった」。ドウグラスは1トップの位置に入り、ドゥトラがトップ下で出場。互いに距離感を意識しながらプレーし、ゴール前での迫力を見せた。ドウグラスが「次に向けてさらに高めていきたい」と話せば、ドゥトラも「いい連係ができた」と手応えを口にした。

2本目からは内転筋痛で離脱していたDFエウシーニョ(29)も実戦復帰し「痛みなくできたことが一番良かった」と復調をアピール。13日のホーム名古屋グランパス戦(アイスタ、午後7時30分)では、MFヘナト・アウグスト(27)を含む助っ人4人が同時先発する可能性も出てきた。4戦ぶりの勝利へ、「ブラジル人カルテット」が調子を上げていく。【神谷亮磨】