鹿島アントラーズがホームで横浜F・マリノスを下し、16年度大会以来3年ぶりの天皇杯制覇に1歩前進した。

前半13分、カウンターでMF永木のロングボールを受けたMF中村が相手GKの股を抜く先制弾。22分には横浜FWエリキにPKのこぼれ球を押し込まれ同点とされたが、30分にはMF遠藤の右クロスに再び中村が合わせて勝ち越した。前半ロスタイム2分には中央付近でルーズボールを拾った中村が持ち上がり、落ち着いて流し込んで3点目。負傷明けで6月1日以来約4カ月ぶりのピッチに立った中村が、前半だけでハットトリックを達成した。鹿島にとっては、チーム内の今季初ハットトリック。

後半はなかなか試合が動かなかったが、32分、昨季まで横浜に所属していたFW伊藤が古巣相手にゴールを決めて突き放した。4-1と大勝した鹿島は、4回戦で浦和を下したホンダFCとの準々決勝を戦う。