国際親善試合MS&ADカップ南アフリカ戦(11月10日、北九州)に臨むなでしこジャパン女子日本代表のメンバーが24日、都内のJFAハウスで発表され、MF猶本光(25=SCフライブルク)が代表復帰を果たした。

初招集はGK浅野菜摘(22=ちふれASエルフェン埼玉)。また、猶本と同様に久しく代表を外れていたFW増矢理花(24=INAC神戸レオネッサ)が代表復帰した。6月の女子W杯フランス大会を負傷のため離脱したFW植木理子(20=日テレベレーザ)も招集された。

高倉麻子監督(51)は、猶本と増矢の招集理由について「東京五輪に向けてリスタートかけていく中で、猶本はドイツでコンスタントに試合に出ているし、増矢も今すごくキレの良い動きをしている。W杯を戦った選手たちとプレーをして、どれぐらいのものを発揮してもらえるのかと、非常に期待があったので呼びました」と説明した。

GK浅野については、招集理由のひとつにGKの選手層を広げていきたいという意図があったことも明かし、「まだ少し足りないものはあるかもしれないけど、足元が非常にうまいし、チームを作る中でGKのビルドアップ能力は魅力」とした。

また日本サッカー協会はこの日、11月10日のなでしこジャパン・女子日本代表-同南アフリカ代表戦(北九州)の開始時間を「午後3時」から「午後0時45分」に変更すると発表した。同日の天皇陛下即位による「祝賀御列の儀(パレード)」と重なるため。