浦和レッズMFエヴェルトン(26)が、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)逆転制覇へ自信を見せた。

17日、埼玉県内で浦和ユースと完全非公開の練習試合を行った後、取材に対応。アルヒラル(サウジアラビア)との決勝第2戦(24日、埼玉)へ「5万5000枚を超えるチケットが売れたと聞いています。そのうち5万人以上は確実にレッズのファン・サポーターでしょう。ピッチ上に12人目の選手がいるくらいの力を本当に与えてくれるので、そのサポーターの前でしっかりゲームを支配できれば目標は達成できる」と力を込めた。

ボランチでフル出場した第1戦は、敵地で0-1。ペルー代表MFアンドレ・カリジョ(28)に再三、自陣の左サイドを突破されて後半15分に決勝ヘッドも決められた。その難敵について、ポルトガル1部ポルトから期限付き移籍中のエヴェルトンは「よく知っている。彼がスポルティングやベンフィカでプレーしていた時に対戦したことがあって、力強くスピードもあるプレーは、そのころから彼の特長でした。非常にいい選手で高いレベルを維持している」と警戒しつつ「次は結果を逆転させたい。相手は素晴らしい選手がそろっていますが、僕らもいいチーム。ファン・サポーターもタイトルに見合う存在だと思っているので、ぜひお届けしたい」と笑顔を見せた。

チームは同日、決戦ウイークの練習スケジュールも発表。19日のオフを挟み、20日から22日まで3日連続の非公開トレーニングでアルヒラル対策を詰める。試合前日となる23日の公式練習は、反対に完全公開に。前日は体調を整え、全員でリラックスして重圧を吹き飛ばす構えだ。ACLの現行制度では初となる3度目のアジア制覇へ突き進む。