札幌鈴木武蔵、初開幕スタメン「絶対的な存在に」

  • 練習最後に札幌ペトロビッチ監督(手前)の話を聞くFW鈴木(後列中央)(撮影・保坂果那)

北海道コンサドーレ札幌FW鈴木武蔵(26)が、22日の今季リーグ開幕戦となるアウェー柏レイソル戦(三協F柏)に、初の開幕スタメンでピッチに立つ。

21日、熊本市内での前日練習で最終調整。プロ9年目の昨季チーム得点王にとって開幕戦は、過去3度の途中出場のみ。初めてキックオフから全開でゴールを目指し、クラブ19年ぶりのJ1開幕戦勝利に導く。

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鈴木が、自身初の開幕スタメンを射止めた。ペトロビッチ監督から絶対的信頼を得ているストライカーが、先発として送り込まれるのは間違いない。セレモニーなどが行われ、開幕を待ちわびていたサポーターらによって会場全体が試合前から盛り上がる独特な空気で迎える特別な一戦。「スタジアムの雰囲気も味わえると思うので、楽しみですね」。鈴木の気合もさらに高まる。

プロ9年目。過去にアルビレックス新潟、V・ファーレン長崎でその機会に恵まれなかった。昨季札幌でも後半途中から投入され、初先発は第2節浦和レッズ戦だった。「毎年出たい気持ちはあったけど、キャンプで調子が悪いからかな」と振り返る。だが、今季は違う。昨季チーム最多公式戦20得点(リーグ13得点)で自己最多を更新。チームの完全なる主力の座を手にし、チーム内での立場もこれまでと変わっている。

キックオフの瞬間から、狙うは開幕弾。クラブは直近4年連続0封負けを喫しており、J1に限れば開幕戦ゴールは02年サンフレッチェ広島戦(1●5)、勝利は01年セレッソ大阪戦(2○1)が最後と遠ざかっている。「開幕からバシッとゴールを決めて流れに乗りたい」と頼もしい。先だって開幕したルヴァン杯鳥栖戦(16日)ですでに1得点をマーク。好感覚をキープし、J2から1年でJ1復帰した柏の本拠地に乗り込む。

札幌2年目、すっかりチームの顔だ。「絶対的な存在になりたいし、苦しい時にチームを助けられるゴールを決められるようになっていきたい」と自らプレッシャーを与える。「今は可能性しかないので。自分たちのポテンシャルを信じて上にいけるかが楽しみ」と、自信をあふれさせる。信じる仲間とともに、夢のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場への挑戦の始まりだ。【保坂果那】

◆札幌FW鈴木とリーグ開幕戦 過去3度出場経験はあるが、先発はなし。新潟でのルーキーイヤーだった12年はベンチ外。13年はベンチ入りするも出場なし。14年仙台戦(2○1)で初めて前半25分から途中出場を果たした。15~17年はベンチ外。長崎に移籍した18年湘南戦(1●2)、札幌に加入した昨季湘南戦(0●2)はともに後半から投入された。