昨季J3優勝のギラヴァンツ北九州が“福岡ダービー”に完封負けし、ほろ苦いJ2復帰戦となった。昨季の主力がほぼ残留した中、この日先発した新戦力は2人。かつてアビスパ福岡で強化部長を務めた小林監督の就任2年目、さらなる戦術や精度向上がカギを握っていた。

だが過去J2リーグ通算2勝8敗と相性の悪い福岡に攻守にかみ合わなかった。特に前半15分までセカンドボールの奪取に苦しみ、球際で競り負ける場面が見られた。相手の堅守カウンターも脅威となり、倍以上の15本ものシュートを浴びた。

それでも「個のレベルは高いのでブレずに戦いを続けたい」と指揮官。不発に終わった自慢のサイド攻撃などに触れ、同監督は「スピードや精度のレベルアップすることが重要」。次の29日山口戦までに課題を修正し出直しを図る。