新型コロナウイルスの影響で2月下旬から公式戦を中断しているJリーグは29日、ウェブ上での臨時の実行委員会でリーグ戦再開日を決定する。

6月27日か7月4日、J1からJ3の無観客での同日開催を軸に最終調整中。Jリーグは再開前に4、5週間の全体練習期間を確保する意向だが全クラブの始動がそろうのは6月上旬で、日程を協議した27日の会議では、緊急事態宣言が長引いた地域のクラブからは遅めの再開を望む意見が出ていた。

日程の編成方式は移動による感染拡大のリスクを軽減するために、当面はJ1からJ3まで地域別に「東西2ブロック」に分けた中で対戦カードを組む案を検討中。感染状況次第だが、8月にはブロック外の対戦も組むようにする運びだ。

ルヴァン杯は今季の大会方式を変更することを協議している。リーグ戦の試合数が多いJ2松本を除く15チームを、移動による感染リスクを減らすために近隣同士で5組に配分し、7月15日から総当たりで対戦。プレーオフは実施せず、勝ち上がった5チームと横浜、神戸、東京のACL出場勢を加えた8チームでトーナメント戦に臨む案が各クラブに提案されている。