北海道コンサドーレ札幌DFキム・ミンテ(26)が0封で7戦ぶりの勝利を引き寄せる。4日、札幌・宮の沢で5日広島戦に向け軽い調整を行った。チームにとって7月26日横浜戦以来の白星を目指す一戦へ「集中力を切らずにゼロで抑えて、攻撃の選手が得点を取ってくれることを信じて、90分間を戦いたい」と意気込んだ。

0-0で引き分けた8月29日の前節名古屋戦で開幕戦以来の先発出場すると、2日ルヴァン杯準々決勝横浜戦でも2戦連続フル出場。PK戦の末に敗れたものの、2戦連続でCB中央を務めてロースコアの試合に持ち込んでいる。「球際とか切り替えの速さなど札幌の強さが出ていた」と敗戦の中にも手応えをつかんでいる。

29戦中26試合で先発出場した昨季とは違い、今季はベンチスタートが続く。「いつか出番が来ると思っていたし、しっかり練習をしてきた」。新人DF田中やMF宮沢の動きを見て、ビルドアップなどを学んだという。9月最初のリーグ戦は、足踏み状態にあるクラブのJ1ホーム通算200得点と50勝がかかる。キムが「自信はもちろんある」と口にする勝利をサポーターに届ける。【浅水友輝】