北海道コンサドーレ札幌の高卒2年目、MF檀崎竜孔(20)がアピールに燃えている。

30日、札幌市内での練習後に取材に対応し、今季さらなる出場機会を求めた。26日アウェー神戸戦(0●4)で後半35分に投入され、今季リーグ戦初出場。「練習からまたチャンスをもらえるようにいい準備をしていきたい」と誓った。

今季はルヴァン杯2試合に出場も、リーグ戦は前節まで出番に恵まれなかった。昨季はシャドー(1・5列目)が主戦だったが、ウイングバックでのプレーが増えた。サイドを上下する運動量、チャンスメークする攻撃性が必要なポジション。「僕の良さはボールを持って仕掛ける部分。テンポを上げていくとか、自信を持ってやっていきたい」と、3日ホーム仙台戦(札幌ド)での起用を信じて準備する。

青森山田の1学年先輩、神戸MF郷家との初対戦で刺激を受けた。先発した郷家には、前半終了間際にゴールを決められた。「目の前で点を決められるのは悔しい思いもある。ワンチャンスをものにするくらいやっていきたい」と士気を高めた。来季には国見FW中島が加入し、チーム最年少の立場ではなくなる。「負けないように力を入れてやっていきたい」。シーズン残り14試合。気合を入れてポジションを勝ち取りにいく。【保坂果那】