セレッソ大阪堺レディースは2日、FW宝田沙織(20)が米女子プロサッカーリーグ(NWSL)のワシントン・スピリッツへ完全移籍することを発表した。

富山県出身の宝田は、12年にC大阪堺へ加入。日本代表にも各年代でメンバー入りしており、現在もなでしこジャパンで来年の東京オリンピック(五輪)代表を狙える逸材。今季なでしこリーグでは18試合2得点、通算143試合56得点の実績を誇る。170センチ、59キロのサイズを生かしたスケールの大きなプレーが魅力だ。

現在はアマチュア選手としてC大阪堺に所属し、今回の移籍でプロ選手へとステップアップする。C大阪堺は、来年9月にスタートする国内女子初のプロリーグ「WEリーグ」に加入しておらず、東京五輪代表入りを確実にするためにも、新天地を米国に選んだとみられる。3日に同選手は取材対応し、コメントを発表する。