コンサドーレ札幌DF田中駿汰(23)が14日、札幌・宮の沢で16日アウェー川崎F戦(等々力)に向けた練習に参加。20日に6月の国際親善試合に臨むU-24日本代表が発表されるが「まだそのことをあまり気にせず、試合に勝つことだけ、チームの勝利に貢献することだけ意識すれば、メンバーに選ばれる可能性が出てくる」。東京五輪代表候補の1人として、発表前最後のリーグ戦に集中する。

まずは相手のチャンスメーカーで同い年のMF三笘薫(23)封じを誓う。三笘は今季6得点3アシスト、1試合平均チャンスクリエイト数2・8(リーグ2位)をマークする攻撃の要だ。守備陣として「全員を気にしないといけない」としつつ「薫から得点を演出している数がすごい多い。その薫の前進をしっかり止めないと」と警戒する。

昨季は同会場での試合にフル出場し、2-0の完封勝利に導いた。「去年は自分たちのサッカーが出来てしっかり完勝できた。みんなそのいいイメージが残っている。みんなすごい気合が入っている」。J1連続無敗記録を22試合に更新するべく臨む首位チーム相手でも、白星を奪い取る自信がある。【保坂果那】