コンサドーレ札幌は、今季初のリーグ2連勝を目指し、26日ホーム鳥栖戦(札幌ドーム)に臨む。リーグ最少7失点の堅守を誇る相手だが、前節22日清水戦(2○0)で左足首を負傷した今季12得点のFWアンデルソン・ロペス(27)が欠場する見込み。25日に札幌市内で行われた前日練習後、ペトロビッチ監督(63)は「大事になるのは運動量。いる選手で戦うしかない」と覚悟を決めて送り出す。

リーグ得点ランキング首位のエースに代わってシャドー(1・5列目)での先発起用が予想されるのはMF駒井善成(28)だ。今季得点は横浜FCとの開幕戦(5○1)でチーム1号を決めて以来遠ざかっているが、意欲は十分。「得点源でチームの軸のロペスが抜けるのはチームにとって痛手。その他の選手がゴールを取らないといけない」と、全員で勝利を目指す。

駒井は前節左ウイングバックでプレーし、ボランチや右ストッパーもこなすチーム屈指のユーティリティープレーヤー。指揮官からの期待と信頼の証拠でもある。難しさを感じつつも「しっかり与えられたポジションでプレーするのが選手」とキッパリ。鳥栖戦では、前線の1人として相手守備を崩す。【保坂果那】