在籍3年目を迎えた北海道コンサドーレ札幌のMFルーカス・フェルナンデス(27)が、新加入が決まったFWガブリエル・シャビエル(28)との共闘を誓った。自身は昨季負ったケガを完治させ、沖縄キャンプで汗を流している。2年目のドウグラス・オリヴェイラ(27)とブラジル人3人でチームを盛り上げる。チームがオフだったこの日、Jリーグは今季の日程を発表。敵地で清水との対戦が発表されていた開幕戦は、2月19日に決まった。

【全日程】J1日程発表 2月18日開幕、最終節は11月5日

フェルナンデスが新戦力とタッグを組む。17日に獲得が発表されたシャビエルについて「質が高くて、技術的にすごく優れた選手。チームにとって非常にいい戦力になると思う。私たちがチームのために最大限の貢献ができれば」と語った。昨季まで名古屋でプレーしていたシャビエルとはあいさつを交わしたことはあるがほとんど面識はない。それでも「ブラジルで知名度がある選手」と敬意を表し一目置いている。

自身は札幌での3年目を迎えた。昨年10月16日の横浜戦(日産スタジアム)で右眼窩(がんか)底を骨折し同20日に手術。その後シーズン終了を待たず帰国していた。母国で完治させて入国し、隔離期間を経てチームに合流。元気な姿でキャンプ地の沖縄にやって来た。「しっかりと回復することができた。昨年は非常に苦しんだ年だったが、その分ゆっくりと家族と過ごすことができたので、そういう意味ではよかった」と振り返る。

状態は上向きだ。19日にミハイロ・ペトロビッチ監督(64)が合流後、2日連続で行ったミニゲームでは得点に絡むなど、調子の良さを見せている。「このチームで僕自身も数年やっているし、監督、チームメートの期待にさらに応えられるようにしたい。あとはコンディションを整えて、パフォーマンスを上げていくだけ」とキッパリだ。

今季2年目を迎えたオリヴェイラを含めてブラジル人選手は3人になった。シャビエルは28日にも合流を見込んでいる。「新しく入った選手とのコンビネーションも良くしていかないと。できるだけ100%の状態にまずはみんなでもっていきたい。チームの目標を達成するために一生懸命やっていきたい」と気合がみなぎっている。【山崎純一】