名古屋グランパスの長谷川健太監督(56)が、元日本代表FW柿谷曜一朗(32)の復調に期待した。

ルヴァン杯1次リーグ清水戦(23日、豊田スタジアム)に向け、22日の最終調整後にオンラインで取材対応。2-0で勝利した19日のJ1リーグ開幕神戸戦で途中起用した柿谷について、同監督は「ビッグチャンスを与えるパスをしたりとか、試合に入り切れていなかった」と指摘。失点にはならなかったものの、後半33分のバックパスが神戸の日本代表FW大迫に渡り、GKと1対1の場面になったことを振り返った。

さらに、昨年末に柿谷が急性虫垂炎を患っていたことを明かした上で「(練習で)動きが良かったので起用しましたけど、試合勘がなかった。(新型コロナウイルスの影響で)プレシーズンマッチができなかったので、彼も(試合を)やっていけば良くなるはず」と、今後は積極的に起用する方針だ。

清水戦に向けては「試合に飢えている選手がいる。今回はなるべく起用したい。11人だけでなく、プラスアルファの選手が加わらないといけない。出ていない選手をどんどん使っていきたい」と控え層の戦力アップを図る考え。

4チームで戦うルヴァン杯1次リーグでは「ホームで勝って、アウェーで引き分ける。勝ち点12を目指して戦う」と明かした。