準決勝進出を決めた試合後、浦和レッズの選手たちとサポーターが心を1つにした。

浦和の選手たちがゴール裏、バックスタンドと、スタジアムを一周してあいさつした直後だった。選手たちはピッチの中へ歩みを進めると、肩を組んで一列になった。静けさの後、スタジアムに響いたのは「We are Diamonds」の大合唱。選手たちも肩を揺らしながら、勝利の喜びを味わった。

この日は浦和のホーム・埼玉スタジアムで、初の声出し応援実証実験が行われていた。ゴール裏につくられた声出しエリアは浦和側が7000席、名古屋側が1000席が用意され、浦和側は即日完売。クラブはこの日までにサポーターと話し合いを行い、Jリーグの新型コロナウイルス対策のガイドラインを順守することを確認したという。

大音量のチャント(応援歌)に背中を押されるように、チームは3得点で快勝した。