ジュビロ磐田の来季J1残留が遠のいた。ホームで鹿島アントラーズと3-3のドローに終わった。1点リードの後半ロスタイムに同点ゴールを献上。試合後の選手たちは、敗者のような表情でピッチを後にした。渋谷洋樹(ひろき)監督(55)は「悔しいし、残念な結果になってしまった」。試合後は、受け入れがたい現実を受け止めるのに必死だった。
勝利をつかみかけていた。1点リードの状況で表示されたロスタイムは5分。相手のパワープレーで疲弊していた守備は、耐えきれなかった。93分に自陣左サイドを崩され、痛恨の失点。試合終了まで残り2分だった。試合は先制されながらも、前半に3ゴールを奪って逆転。今季無得点だったFW杉本健勇(29)もPKで今季初得点を挙げた。だが、3得点を挙げても勝てないのが今の実力。杉本は「正直、ショックだった」と力なく話した。
12日には、リーグ優勝に王手をかけている首位横浜と対する。中3日で控えている次戦で敗れ、22日の清水との「静岡ダービー」で勝てなければ、クラブ史上3度目のJ2降格が決まる。MF山田大記(33)は「切り替えてやるしかない」と顔を上げたが、状況は極めて厳しい。残り4試合は、奇跡だけを信じて戦うしかなくなった。【神谷亮磨】



