ホームの清水エスパルスは0-0で水戸ホーリーホックとスコアレスドローに終わった。

勝利が求められた一戦で物足りなさだけが残った。清水は今季の初陣で3バックの新布陣を試した。だが、前線からのプレスに連動性を欠き、歯車がかみ合わないまま後半開始からシステムを変更した。ゼ・リカルド監督(51)は「修正する意図があった」。戦い慣れた4バックに戻した後半は両サイドを起点に主導権を握るも、ゴールが遠かった。90分間のシュート数は15-6。ただ、互いに決定機を作った試合内容は互角だった。

J2屈指の戦力を誇りながらも、ドロー発進。試合後のスタジアムは重苦しい雰囲気に包まれた。FW北川航也(26)は「自分が決めていれば…。責任は自分にある」。前半2分にGKとの1対1を決められず、チームを勢いづけられなかった。

収穫は負けなかったことと、J2の厳しさを再確認できたこと。リカルド監督も「難しいゲームになった」と現実を受け入れた。前評判ではJ1昇格の有力候補に挙がっているだけに、勝ち点1で満足できるはずがない。サポーターも圧倒して勝つ姿を求めている。DF吉田豊(33)は「チーム全体で課題を修正していけばいい」と気持ちを切り替えた。【神谷亮磨】