J2清水エスパルスDF吉田豊(33)は「両翼」を主戦場にする。

今季は9シーズンぶりに古巣復帰を果たし、18日の水戸との開幕戦では先発出場した。始動からの練習などでは左サイドでのプレーが多かったが、入ったポジションは右サイドハーフ。4バックに変更した後半は右サイドバックとして積極的な攻撃参加を見せた。右サイドは「久しぶりだった」というが、「準備はしていた」と危なげないプレーでフル出場した。

プレーするエリアが変わっても、スタイルは変わらない。持ち味は1対1の強さとサイドを上下動する豊富な運動量。吉田は「使われるポジションでできることをやるだけ」と強調する。26日のアウェー岡山戦でも出場するポジションは流動的だが、「常に準備はしていく」と万全を期して出番を待つ。

今月17日に33歳の誕生日を迎えた。プロ1年目から昨季まで15年連続でリーグ戦は2桁出場を果たす鉄人ぶりを発揮している。「20代のころよりも体のことを考えるようになった」。日々の生活で心掛けているのは「いい練習をして、いい食事を取って、いい休みを取ること」と自然体で臨んでいる。

今年でプロ16年目を迎えた。J1とJ2で積み重ねてきたリーグ戦の出場は399試合。今季初勝利が懸かる次戦は400試合目となる。「数字は特別意識はしない。1試合1試合、体が動くまでやり続けたい」と吉田。節目となる次戦も、勝利のためだけに走り続ける。【神谷亮磨】